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鉛バッテリーは放電時に、電極板の表面にサルフェーション(非伝導性結晶皮膜)が発生します。この時点でのサルフェーションは、とても柔らかい物質です。この時点で、速やかに充電する事により、サルフェーションは電解液に溶け込みます。理論上は、このサイクルが永続的に繰り返されるはずです。
ところが、バッテリーは使用に伴う充電・放電を長期間に渡り繰り返したり、長時間放置(自己放電状態)が続くと、サルフェーションが硬質化し、充電しても電解液に戻らなくなっていきます。このサルフェーションが、電極板の表面に増殖していくと・・・
概ねこの様な症状が発生します。この時点でバッテリーは寿命と判断されて廃棄(交換)されます。これは、鉛バッテリー誕生以来の宿命でもありました。
一般的に、鉛バッテリーが新品時から3年程経過すると容量は60%位に低下し、50%以下になると、充電できなくなり廃棄処分されます。